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2019年 明けましておめでとうございます

投稿日:2019年01月01日

あっという間に過ぎた2018年でしたが、新年にあたって最近思ったことを記します。

中学校の社会科教科書「公民」を読む機会があった。教科書をしっかりと読むのは何十年ぶりだし、自分が中学生の頃には「公民」という教科はなかった。「住みよいマンションにしよう」という単元で8ページ。階段の昇り降りに困っている高齢者がいるマンションでスロープを作ることを決め、その費用負担をどうすればよいか考える内容、ゴミ置き場を1週間交代で清掃する規則があるマンションでその規則が守られないとき、その規則を変えるのか、それとも清掃業者を入れるのかを話し合う内容。そして生活騒音問題では、共働きで夜間に掃除・洗濯する世帯とその階下で眠れず困っている住戸、大学生の息子が友だちを呼んで騒いでいる住戸、ペットの鳴き声で困っている住戸など問題を抱えた設定で実際に解決のためのロールプレイングするところまで。取り上げられたテーマはどこのマンションでいつでも起きそうな課題ばかり。集合住宅では自分のわがままを抑え、ルールを守ることは当然だ。

しかし、そのルールが守られない現実がある中で、話し合いを通じて対立から合意へ進めていく手順は住みよい社会にしていくうえで必要であり、話し合いの過程で責任や義務の重要性と様々な生活者の権利の尊重や配慮が必要であることを学ぶことは重要なことだ。こうした社会生活での問題解決について中学生が学習していることを初めて知った。大人の社会(とくに集合住宅)でルールを守らない一部の者に困惑する場面や共用部分の管理への無関心が蔓延し、総会などの話し合いの場にも参加なく、なかなか課題を解決できない場面を仕事がら、目の当たりにすることが多い中で、中学生に負けないよう管理組合もしっかり運営しなくてはと考えさせられる機会になった。

2018年はもの心ついて初めての入院がありました。また激動する民泊問題への対応、災害が頻発する中でのマンション防災の啓発など公私ともに慌ただしい毎日でした。年が変わりましたが、微力ながら皆さんのお役に立てることを願い、今年も真摯に取り組んでいきたいと考える正月です。もちろん健康第一で。本年もよろしくお願いいたします。元旦

マンション管理士 飯田勝啓

 


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