うらやす市民大学にて「マンションの民泊問題を考える」講座の講師として講演(6月20日)
うらやす市民大学は「市民のための、市民による、市民が創る大学」として8年目を迎える行政と市民協働による「学びの場」になっています。この平成28年度科目「マンションのこれからの課題に備える」(廣田信子コーディネーター)の一コマとして、6月20日、マンション管理組合で昨今、話題沸騰の民泊問題を取り上げ講演しました。今、その大半が違法で進行中の民泊の実態と管理組合の最前線の取り組みを紹介しました。現在、旅館業法の改正と民泊新法制定の協議が進められていますが、生活の拠点であるマンションに宿泊目的で旅行者が出入りする違法行為が頻繁に行われています。東京ディズニーランドが至近の浦安においては立地の良さゆえ、民泊が喫緊の課題になっています。この問題に対応するには管理規約ではっきり民泊禁止を打ち出すことが不可欠です。それとともに日常の管理においても規約違反行為への毅然とした対応が必要で、これから民泊が合法化されるうえで管理組合の対応がいっそう重要になってくるのですが、合法化に向けての制度設計や日数制限などの協議がヤマ場を迎え、目が離せない状況です。6月中には制度の方向性が固まると言われており民泊問題は今まさに大詰めを迎える中でタイムリーな講座となりました。
★奇しくも講座の日(6月20日)は厚生労働省と国土交通省の共同による第13回「民泊サービスのあり方検討会」による最終報告の日に当たりました。この講座を通して参加者のこの問題に対する関心の高さが、はっきりと感じることができました。