中央区分譲マンション管理セミナーにて「模擬総会」開催
私が所属する一般社団法人首都圏マンション管理士会都心区支部で中央区主催の分譲マンション管理セミナーの一環として「実演模擬総会」を2月2日中央区役所会議室にて開催しました。今回の模擬総会は「大規模修繕工事を実施するための臨時総会」と銘打って、都心区支部所属のマンション管理士6名と交流会の有志の方とともに、大規模修繕工事の進め方や合意形成の方策等を演じました。この模擬総会には管理組合役員や区分所有者等約50名が参加しました(写真)。
築29年の老朽化したリバーサイドマンション(架空)の給排水設備を更新するための臨時総会をテーマとし、工事の進め方、工事範囲(共用部分と専有部分の同時工事の実施および実施のための規約改定)、業界紙での工事会社の公募、工事会社の選定方法など実戦さながらの模擬総会の内容にしています。
総会の後には大規模修繕工事に関連した質問が多数寄せられるなど、参加者の意識の高さが感じられました。またこの模擬総会により実務に即した体験ができたと参加した区分所有者から多数の声が寄せられました。中央区ではマンションの適正な維持管理や老朽化対策に積極的な支援を行っており、マンション管理士の管理組合への派遣制度などの紹介もあり、参加者にはマンション管理について知識と理解を深める貴重な機会となったようです。
★ご自身の管理組合総会に出席することはあっても他の管理組合の総会に出席されることは少ないと思います。こうした中で「模擬総会」は様々な観点から問題点を知るよい機会でもあります。これからもこうした機会を通して管理組合の皆さんの管理組合活動を支援してまいります。