消費生活アドバイザーとマンション管理士
公的資格「消費生活アドバイザー」のこと、ご存じない方もいらっしゃるかと思いますが、「消費生活アドバイザー」の役割は企業や行政(消費生活相談センターなど)での消費者相談のほか組織のなかで消費者が求めるニーズに応えていくための企業と社会と消費者の架け橋として豊かな生活を実現していくことにあります。昨今いろいろな悪徳商法が横行しています。またインターネットを使った詐欺まがいの商法も多々あります。こうした歪んだ社会の中で、常に消費者目線で複雑なトラブルの解決をサポートしたり、正しい知識を消費者に啓発していくことがその大きな役割です。
一方、「マンション管理士」は、と言うと、管理組合や区分所有者目線で、管理組合運営を支援し、よりよいマンションライフを実現させることを大きな役割としています。管理不全のマンションや一部の管理会社による放漫管理など昨今問題が生じています。こうした問題に対しても、管理組合目線に立ったマンション管理の専門家として関わることで解決をはかっていくというもの、「消費生活アドバイザー」と「マンション管理士」この二つの活動には重なる部分が多いことに気付かされます。どちらの資格も、そこに生活する方々を、それぞれの目線で支援するところに共通点があり、複雑な現代社会から強く求められているものと言えます。消費者と管理組合(区分所有者)をともにサポートすることを目指して、2013年2月、「消費生活アドバイザー」資格を取得いたしました。マンション管理運営相談、賃貸物件でのトラブル相談、その他さまざまな分野でそこに生活する方に貢献できるよう努めてまいります。