3月15日、いよいよ住宅宿泊事業法届出受付開始
今日15日から住宅宿泊事業法の届出受付が始まりました。これまで民泊禁止方針の管理組合には、まずは3月15日までに規約改定をと、アドバイスしてきました。私が関与する管理組合で昨日も一つ臨時総会があり、規約改定となり、間に合いました。というのも、この管理組合から相談があったのはつい2週間前のこと。禁止方針は決めていたものの、既に館内で違法民泊が2件営まれており、規約を押さえておかないと、開き直られる可能性があることから、とにもかくにも規約だけはということで、急きょ臨時総会を決めました。会場もとれなかったため、窮屈な管理室に出席者が集まりました。理事長には特別決議の票集めをお願いしました。後がないという切羽詰まった緊迫感もあって、ほぼ9割の出席票を得ての総会となりました。違法民泊事業者2名の内の一人は当然ながら無視、もう一人はなぜか議長委任となるなど、4分の3を超え成立しました。何とかギリギリセーフの綱わたりでした。総会後、すぐさま議事録を作成したうえで、翌15日、新しい規約を保健所に持って行き、管理組合のスタンスを説明し、住宅宿泊事業法の届出を受けないように申入れしてきました。
マンション管理業協会の調査では規約改定した管理組合は全体の45%と言います。意思表示をしていない管理組合も2割残っていると言われています。もしまだ規約改定していない組合があったとしても、諦めないでください。まずは理事会で民泊禁止決議をしましょう。そのうえで、できる限り早い時期に総会での規約改定を目指します。3月15日を過ぎたとしても、やるべきことは同じです。今からでも手を打つことで、大切な居住環境が守られるのです。