週刊ポスト2月28日号「あなたは2月9日、『雪かき』をしましたか?」
マンション管理の専門家の立場から記事にコメントしています。
45年ぶり27㎝の積雪を記録した2月9日、この日は日曜日で多くのマンションでは管理員が不在でマンションのエントランスや敷地内の「雪かき」を誰がするのかが問題になり、そのことが記事として紹介されています。「雪かき」を誰がするのか、という問いにお答えすると、通常の管理委託契約では今回のような大雪は想定されておらず、管理会社の業務には含まれていません。平日の日中であれば管理員(管理会社)が対応することもあるようですが、今回のようなケースでは居住者が雪かきをせざるを得ない状況にあるのです。ご存知でしたか?この「雪かき」は広い意味での「防災」とも関わってきます。めったにないことですが、ことが起きた時に助け合っていけるのか否か。日ごろからマンション内にコミュニティができていると自然発生的にできるものですが、反対にコミュニティができていないと、この記事の様な問題が生じてきます。今回を機に防災意識と助け合い(共助)の意義を共有できるとよいですね。
★今冬は何度も☃マークがあることに備え最低でも雪かき用スコップと融雪剤(塩化カルシウム)を常備しておくのがよいでしょう。どちらもホームセンターでは完売だそうです。防災と同様、日ごろの備えが重要ですね。
因みに私、2月9日は管理組合の理事会に出席するため、早朝から外出し、近隣の「雪かき」はできませんでした。懺悔です・・・。