マンション管理士の強みとは…
2013年1月14日、静岡県熱海市で開催された研修で、昨今のマンション管理を巡る様々なビジネスモデルについて考える機会がありました。
「管理委託契約費を●●%削減します。」とか
「大規模修繕工事を▲▲方式により、■千万円下げます。」とか
「マンション管理◆◆のからくり」とか、くすぐられるようなキャッチフレーズが世の中には受けがよく、管理に関心がある管理組合や区分所有者の中でもてはやされているようです。マンション管理と言う世界を共有する者として、ある意味で羨望を感じないではいられません。確かにこうしたビジネスモデルを進める方々のWEBサイトを見ても、実際のプレゼン内容を聞いても、その気にさせるようにうまくできていると関心させられます。そういう点では、素直に彼らの優位性を認めなければなりません。また組織的、かつ大胆に展開されるビジネスモデルにはとてもかなわないと…。
しかし、熱海のセミナーに参加してマンション管理士としての原点を議論することになり考え方は変わっていきました。マンション管理周辺ビジネスモデルの彼らを認めながらも、彼らにはないマンション管理士としての理念と強みがあるのではないかと…。
たとえば、マンション管理士は管理組合に対して顧問として継続的に支援できます。また管理委託契約の値下げだけでなく、様々なトラブルや問題に対して総合的なフォローができます。さらに「顔」が見えることから信頼関係を強固にできるということもあります。こうした取り組みの積み重ねにより管理組合のためにお手伝いできるのは、やはりマンション管理士なんだと感じさせられます。あまり手前味噌になってはいかんのですが、管理組合と区分所有者のために一緒になって考え、貢献できる役割にあるのが、マンション管理士であると誇りをもって言えるようになりました。
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