2020年を迎え思うこと
新年明けましておめでとうございます。
皆さんは「10年日記」をご存じでしょうか。1日わずか4行、それを10年間1ページに書ける日記のことです。私が書き始めたのは30代初め。金融機関の方から勧められて始めたものですが、これが昨年末で3冊目が埋まりました。つまり30年ということ。この間には転勤、海外赴任、子供の誕生、家族との旅行、サラリーマン卒業など様々なことがありました。元々忘れっぽい性格があって、行動や感動を忘れないよう書き留める、そんなきっかけから始めたものですが、今では自分の生きざまの記録になっています。日記を続けることが難しいと思われる方もいるでしょう。でも1日わずか4行。その日に何があったかを走り書きするだけのこと。日記を書くと言うと仰々しいですが、「メモする」ことが定着すると、書かないと落ち着かず、1日が終わった気がしないことになるのです。1日を振り返ることは認知症の予防にもなると言われますが、振り返ることは、自分自身の心と頭の整理にもなると信じています。
ミッドウェイ環礁の白いビーチに立ったときの感動、子供たちの成長の様、誰かの役に立てた喜びや感動したときなどは4行では終わらず、追加のメモを貼り付けることもありました。逆に辛く、落ち込んで、その日にどうしても書けないこともありましたが、そんなときは、翌日、気分が落ち着いてから書くこともありました。また1年は短いとは言え、365日では膨大な情報量になるため、年末には1年間をサマリーし、この年のできごとをインデックス化しています。こうすることで、後で○年の○月頃何をしていたのか、容易に探し出すことができるからです。結構これは面倒くさい作業で、大晦日の年明けまでもつれることも。そこまでするのかと思われるでしょう。だからお勧めはしませんが、自分にとってはこの10年日記が自分史の1ページになっています。余談ながら2年前に今までのタイプは絶版になり、小ぶりな3行版だけになりました。これも時代の流れでしょうか。でも誰に何と言われようが、今の自分はアナログスタイルは変えられません。新年を迎え、4冊目のまっ白なページを開き、これからも新たな世界にチャレンジし、一日一日を刻んでいきたいと思っています。2020年、今年もよろしくお願いいいたします。 元旦