最近エレベータの中でみる三角形はなに…?
投稿日:2012年08月19日
エレベータの隅にあるこの三角形は「エレベータチェア」と言う非常用品の収納箱なのです。昨年の東日本大震災の後、脚光を浴びるようになったこのグッズ、中を開けると非常用懐中電灯やペットボトルの飲料水が入っています。そう、地震時などエレベータに閉じ込められた時のために必要なものが入っています。昨年の震災時には首都圏のマンションでも多数の閉じ込めが発生しています。多くのマンションでは翌日までに復旧しましたが、丸一日以上閉じ込められた話も聞きます。首都直下型大地震であれば救出までにさらに時間を要すると言われています。その様なときに活躍するのがコレなんです。では閉じ込められた時にもっとも必要なものはなんでしょうか? それは・・・。トイレなんですね。閉じ込められた時には飲料水よりもむしろこちらのほうが切羽詰まった問題になってきます。この中には緊急トイレとして専用便座と高吸水性ポリマーシート、トイレットペーパー、消臭剤が入っています。さらには同乗者がいても目隠しになる様に吸盤がついたシートまでついてまさに至れりつくせりになっています。普段は椅子としてちょこっと腰かけられるようになっています。
★一部の自治体では既に、管理組合に支給されているようですが、管理組合の防災を考える一つのアイテムとして検討の余地は大きいのでは。