管理組合と自動販売機の設置
管理組合ではその会計の不足を補ったり健全な修繕積立金の確保のために、様々な取り組みがなされています。その一つに自動販売機の設置により、自動販売機設置会社からのコミッションを得る方法があります。マンション共用部分の場所を提供するだけで、設置から日常の商品補充や代金回収などのメンテナンスは全て自動販売機設置会社の負担で行います。電気代は管理組合の負担になるのが一般的ですが、近くにオフィスや学校がある。住宅エリアでも通行人が多い、コンビニが近くにない、工事現場が近くにある場合など結構な収入になります。マンションの立地が良い場合には、自動販売機会社から通常のコミッションに加え、特別の販促金の提供がある場合もあります。これら設置に際しては、総会手続を経る必要があります。また、標準管理規約では「使用料」に関しては、それらの管理に要する(自販機の管理のための)費用に充てるほか修繕積立金として積み立てるとされています。一般の管理費とは分けて会計することが健全化のためのポイントです。
居住者以外に販売される場合には、収益事業と考えるのが原則です。現状どこまでみられるのか曖昧なところもありますが、この点も踏まえて検討されるのがよいでしょう。この考え方は共用部分の駐車場外部貸し出しや携帯電話基地局設置協力金などでも同様です。
★なかなか言葉に表しづらい問題です。いろいろな実例、好事例があるのでともに考えていきましょう。